【FX初心者必見】なぜ相場は動く？知っておくべき「ファンダメンタルズ」の基本を徹底解説！

こんにちは！「FXトレナビ」編集部です。

FXを始めたばかりの皆さん、チャート画面とにらめっこしていませんか？
「移動平均線がクロスしたから買い！」「レジスタンスラインで売り！」といったテクニカル分析は非常に重要です。

しかし、そもそも「なぜ為替レート（価格）は動くのか？」という根本的な理由を考えたことはありますか？

その理由を解き明かす鍵こそが、今回ご紹介する「ファンダメンタルズ分析」です。

「難しそう…」「経済の勉強なんて苦手…」と思った方も安心してください。
今回は、FX初心者が最初に知っておくべきファンダメンタルズの基本を、どこよりも分かりやすく解説します。

この記事の内容

そもそも「ファンダメンタルズ」とは？

ファンダメンタルズ（Fundamentals）とは、一言で言えば「その国の健康状態」のことです。

例えば、ある会社の株を買う時、「この会社は儲かっているか？」「将来性はあるか？」を調べますよね。
FXにおけるファンダメンタルズ分析もこれと同じです。

これを判断するために、各国の「経済指標」や「ニュース」などをチェックし、今後の値動きを予測することをファンダメンタルズ分析と呼びます。

世界中には無数のニュースがありますが、初心者が最初に見るべきポイントは以下の3つだけです。

FXにおいて、最も価格に影響を与えるのが「金利」です。

金利のメカニズムの図解イラスト設定する代替テキスト案: 政策金利と為替変動のメカニズムを図解。低金利国（円安要因）から高金利国（ドル高要因）へ資金が移動する仕組み。

お金は正直なもので、「金利が低いところ」から「金利が高いところ」へ流れる性質があります。銀行預金をイメージすると分かりやすいですね。金利0.001%の銀行より、金利5%の銀行にお金を預けたいと思うはずです。

「アメリカが利上げしそう！」というニュースが出ると、ドルが買われて円安ドル高になるのは、このためです。

その国の経済が「好調か、不調か」を数値で発表するのが経済指標です。
特にアメリカの指標は世界中の投資家が注目しており、発表の瞬間にレートが激しく動くことがあります。

初心者が絶対に覚えておくべき指標は以下の2つです。

アメリカで働いている人の数や給料の変化です。「雇用が良い＝景気が良い」と判断され、ドルが買われやすくなります。FXのお祭りと言われるほど大きく動く重要イベントです。

モノの値段（インフレ率）を表します。これが予想より高いと「インフレを抑えるために金利を上げよう」という話になりやすく、通貨高の要因になります。

数値以外のニュースも相場を動かします。

要人発言：中央銀行の総裁（日本なら日銀総裁、アメリカならFRB議長）の発言です。「これからの金利をどうするか」というヒントが含まれているため、相場が敏感に反応します。
地政学リスク：戦争、テロ、大統領選挙などの政治的な不安です。世界情勢が不安になると、安全資産とされる「日本円」や「スイスフラン」、「ゴールド」などが買われる傾向があります（有事の円買い）。

「ニュースを全部チェックして、瞬時に判断しなきゃいけないの？」
そう思うかもしれませんが、初心者におすすめの活用法はもっとシンプルです。

テクニカル分析が「今の売買タイミング」を計るものなら、ファンダメンタルズ分析は「長期的な方向性」を示します。
「今はアメリカが金利を上げているから、基本的にはドル高（円安）の流れだな」と知っていれば、無理な逆張りを避けることができます。

初心者のうちは、「雇用統計」などの重要指標発表の直前・直後はトレードしないのが賢明です。
発表時はプロでも予測不能な乱高下（ギャンブル的な動き）をすることが多いため、ポジションを持たずに「様子見」をすることで、無駄な損失を防ぐことができます。

ファンダメンタルズ分析の基本について解説しました。

まずは、毎朝ニュースで「昨日のドル円は、米国の金利上昇を受けて上昇しました」といった解説を見た時に、「なるほど、金利が上がったからドルが買われたんだな」と理由が分かるようになれば第一歩クリアです！

「FXトレナビ」では、今後も皆さんのトレードに役立つ情報を発信していきます。
知識を武器にして、賢く相場と付き合っていきましょう。