今日の見通し

【為替】【12/11 ドル円】FOMC利下げ確定!戻り売り優勢か

おはようございます。ベテラン為替トレーダーです。2025年12月11日、東京市場の朝を迎えました。

本日未明の午前4時に発表されたFOMC(米連邦公開市場委員会)では、市場の事前予想通り0.25%の利下げが決定されました。これにより、米国の政策金利は3.50%~3.75%となります。この決定は市場コンセンサス通りであったため大きなサプライズはありませんでしたが、米国の金融緩和姿勢が継続していることを改めて裏付ける内容となり、ドル円の上値を重くする要因となりそうです。

今日の重要指標

本日の相場を動かす可能性のある経済指標は以下の通りです。

  • 04:00 アメリカ・FRB政策金利(FOMC)(発表済み): 予想通り0.25%の利下げ。市場はこの結果を消化する動きとなり、ドル売り地合いが優勢とみられます。
  • 22:30 アメリカ・貿易収支 (9月): 予想は-632億ドルと、前回の-596億ドルから赤字が拡大する見込みです。予想通り、またはそれ以上に赤字が拡大すれば、ドル売り材料となるでしょう。
  • 22:30 アメリカ・新規失業保険申請件数: こちらも労働市場の動向を示す重要な指標です。予想は21.9万件と、前回の19.1万件からの増加が見込まれており、労働市場の減速を示す内容となればドル売りを後押しする可能性があります。

本日のUSD/JPYデイトレード戦略

基本戦略:戻り売り

FOMCでの利下げ決定という大きな材料を受け、本日のドル円は基本的に「戻り売り」を主軸に戦略を組み立てます。東京時間、特に仲値(09:55)にかけては実需のドル買いなどで一時的に反発する場面も想定されますが、その上昇局面を狙って売りポジションを構築するのが有効と考えられます。

エントリー・エグジットの目安

  • 売りエントリー: 東京時間午前の反発局面や、短期的な移動平均線へのタッチなどを目安に、上昇が一服したところを狙います。
  • 買いエントリー: 逆張りとなるため、基本的には見送りが賢明です。もし仕掛ける場合は、重要なサポートラインまで下落し、明確な反発のサインが見られた場合に限り、短期的なリバウンド狙いのスキャルピングにとどめるべきでしょう。
  • 注意点: 夜の米国指標発表(22:30)に向けては、ポジション調整の動きや新たな投機筋の参入でボラティリティが高まる可能性があります。指標発表前には一度ポジションを軽くしておくか、ストップ注文を厳格に設定しておくことを推奨します。

本日はFOMC通過後の値動きを見極めつつ、夜の米国指標にも備える必要があります。冷静な判断でトレードに臨みましょう。

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