今日の見通し

【為替】【12/15 ドル円】米雇用統計待ちで膠着か?日銀短観に注目

2025年12月15日(月)、週明けの外国為替市場、現在のドル円(USD/JPY)は重要な経済指標を週後半に多数控え、様子見ムードが広がりやすい展開が予想されます。特に、明日16日(火)の米国雇用統計18日(木)の米国消費者物価指数(CPI)、そして19日(金)の日銀金融政策決定会合と、相場の方向性を決定づけるビッグイベントが目白押しです。このため、本日のデイトレードは大きなトレンドを追うよりも、短期的な値動きを捉える戦略が有効と考えられます。

今日の重要指標

本日発表される経済指標の中で、特に注目すべきは以下の通りです。

  • 08:50 日本・日銀短観 (第4四半期)
    大企業製造業の業況判断指数は前回14から16へ、非製造業は34から35へと改善が予想されています。予想を上回る強い結果となれば、日銀の政策正常化観測が強まり、一時的に円が買われる(ドル円が下落する)可能性があります。逆に、予想を下回れば円売りで反応するでしょう。ただし、明日の米雇用統計を前に、この指標だけでトレンドが発生する可能性は低いと見ています。
  • 22:30 アメリカ・ニューヨーク連銀製造業景気指数 (12月)
    前回18.7から9.9へと大幅な悪化が予想されています。市場予想よりもさらに弱い結果となれば、米景気の減速懸念からドルが売られる(ドル円が下落する)可能性があります。

本日のドル円デイトレード戦略

前述の通り、明日の米雇用統計を控えているため、本日は明確な方向感が出にくい「レンジ相場」を想定します。したがって、レンジの上限と下限を見極めた逆張り戦略が基本となります。

想定レンジ

  • 上値抵抗線(レジスタンス): 148.80円 / 149.20円
  • 下値支持線(サポート): 148.00円 / 147.70円

具体的な戦略

  1. 買い戦略:日銀短観の好結果などで一時的に急落し、148.00円付近のサポートラインまで下落した場面で、反発を確認してからの押し目買いを検討。ストップロスは147.60円割れ。
  2. 売り戦略:NY連銀指数の悪化幅が限定的だった場合など、148.80円から149.00円付近まで上昇し、上値の重さが確認できた場面での戻り売りを検討。ストップロスは149.30円超え。

まとめ

本日のドル円は、まさに「嵐の前の静けさ」となる可能性が高いでしょう。日銀短観や米経済指標発表時の瞬間的な値動きには注意が必要ですが、ポジションを大きく傾けるのは危険です。あくまでレンジ内での短期売買に徹し、明日のビッグイベントに備えるのが賢明と言えます。

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