今日の見通し

【為替】【12/19 ドル円予想】日銀会合が最大の焦点!利上げ後の展開は?

おはようございます。2025年12月19日(金)、本日のドル円相場の見通しとデイトレード戦略を解説します。

本日は東京時間に日銀金融政策決定会合、ニューヨーク時間には米PCE価格指数の発表を控える、まさにスーパーフライデーです。年末に向けてボラティリティが非常に高まる可能性があり、一瞬たりとも目が離せない展開が予想されます。

東京時間の見通しと戦略

最重要イベント:日銀金融政策決定会合(時間未定)

本日の相場の主役は、間違いなく日銀会合です。市場のコンセンサスは0.25%の追加利上げ(政策金利 0.50%0.75%)となっています。この結果と、その後の総裁会見が相場の方向性を決定づけるでしょう。

  • シナリオ1:予想通りの0.25%利上げ
    既に市場に織り込まれているため、「噂で買って事実で売る」展開、つまり材料出尽くしによる円売り(ドル円上昇)で反応する可能性があります。ただし、15:30からの植田総裁の会見内容がタカ派的であれば、再び円買いが強まる展開も十分に考えられます。
  • シナリオ2:サプライズ(利上げ見送り or 0.50%以上の利上げ)
    利上げが見送られた場合は、大規模な円売り(ドル円急騰)に繋がるでしょう。逆に、予想を上回る0.50%などの大幅な利上げが決定されれば、強烈な円買い(ドル円急落)を誘発する可能性が高いです。

戦略としては、結果が発表されるまでは様子見に徹するのが賢明です。発表後の初動に安易に乗るのではなく、その後の総裁会見まで見極めてからトレンドフォローで仕掛けるのが良いでしょう。

直近の指標:8:30 日本CPI

この後8:30に発表される日本の11月消費者物価指数(CPI)にも注目です。コア指数の市場予想は前年比+3.0%と高止まりが予想されています。もし予想を上回る結果となれば、日銀のタカ派姿勢を後押しするとの思惑から一時的に円買いが強まる可能性があります。逆に下振れれば円売りとなりますが、日銀会合を控えて値動きは限定的となるかもしれません。

ニューヨーク時間の見通しと戦略

注目は米PCE価格指数(日本時間 24:00)

ニューヨーク時間では、FRBが最も重視するインフレ指標であるPCE価格指数が発表されます。米国のインフレが再燃する兆候を見せれば米長期金利が上昇しドル買い(ドル円上昇)、インフレの鈍化傾向が確認されればドル売り(ドル円下落)で反応するでしょう。

また、同時に発表される中古住宅販売件数(重要度★4)も米国の景気動向を示す上で注目されます。

本日のデイトレード戦略まとめ

基本スタンスは「日銀待ち」。東京時間は会合の結果と総裁会見の内容を見極めることに注力し、その後のトレンドに乗ることを考えます。ニューヨーク時間もPCEという重要指標があるため、一日を通して気を抜けない相場となりそうです。

  • 買い戦略:日銀が予想通りの利上げで「材料出尽くし」の円売りとなった場合。または、NY時間の米PCEが強く、ドル買いが優勢となった場合。
  • 売り戦略:日銀の会見が想定以上にタカ派的で円買いが継続した場合。または、NY時間の米PCEが弱く、ドル売りが優勢となった場合。

今日はイベントドリブンな相場です。テクニカル分析だけでなく、ファンダメンタルズの動向をしっかりと追っていきましょう。

今日の重要指標

  • 08:30 (日) 消費者物価指数 (CPI) 11月 (重要度★★★)
  • 未定 (日) 日銀金融政策決定会合・政策金利発表 (重要度★★★★)
  • 15:30 (日) 日銀総裁 記者会見
  • 00:00 (米) 中古住宅販売件数 11月 (重要度★★★★)
  • 00:00 (米) PCE価格指数 11月 (重要度★★★★)

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