【為替】【12/23 ドル円予想】米GDP発表待ち！夜の指標ラッシュに警戒

2025年12月23日、火曜日の東京市場、ドル円は主要な経済指標の発表を控えて小動きで推移しています。クリスマス休暇を前に市場参加者が減少し始める中、本日の主戦場は日本時間夜のニューヨーク時間となりそうです。

東京時間～ロンドン時間：様子見ムードでレンジ相場か

日中は本邦・欧州ともに目立った材料がなく、夜に発表される米国の重要経済指標群を前に、積極的な取引は手控えられそうです。ポジション調整の動きが中心となり、狭いレンジでの推移が予想されます。突発的なニュースフローには注意が必要ですが、基本的には大きな方向感は出にくいでしょう。

ニューヨーク時間：米GDPが最大の焦点！

本日最大の注目は、22:30に発表される米第3四半期実質GDP（速報値）です。市場予想は+3.2%と、前期の+3.8%から減速が見込まれています。

• 予想を上回る強い結果の場合：米経済の底堅さが示され、FRBの利下げ観測が後退することから、米長期金利が上昇しドル買い（ドル円は上昇）で反応する可能性が高いでしょう。
• 予想を下回る弱い結果の場合：米景気の減速懸念が強まり、早期利下げ期待が高まることで、米長期金利は低下しドル売り（ドル円は下落）の展開が想定されます。

また、同時刻には耐久財受注（10月）、24:00には消費者信頼感指数（12月）など、重要指標が立て続けに発表されます。これらの結果がGDPと相反する内容だった場合、相場が乱高下する可能性もあるため、総合的な判断が求められます。

デイトレード戦略としては、指標発表直後の乱高下を避け、初動の方向性を見極めてから順張りで追随するのが賢明です。特にGDPの結果が市場予想から大きく乖離した場合は、トレンドが発生しやすくなります。

今日の重要指標

• 22:30 (米) 第3四半期 実質ＧＤＰ（速報値） (重要度: ★★★★★, 予想: 3.2%, 前回: 3.8%)
• 22:30 (米) 10月 耐久財受注（速報値） (重要度: ★★★★☆, 予想: -1.5%, 前回: 0.5%)
• 22:30 (米) 10月 耐久財受注（輸送除くコア） (重要度: ★★★★☆, 予想: 0.4%, 前回: 0.6%)
• 23:15 (米) 11月 鉱工業生産指数 (重要度: ★★★★☆, 予想: 0.1%, 前回: ---)
• 00:00 (米) 12月 コンファレンスボード消費者信頼感指数 (重要度: ★★★★☆, 予想: 91.7, 前回: 88.7)

本日のドル円は、夜の米経済指標の結果にすべてがかかっていると言っても過言ではありません。東京時間・ロンドン時間は無理なエントリーを避け、NY時間の値動きに備えましょう。年末の薄商いの中、ボラティリティが急拡大するリスクも念頭に置き、慎重なトレードを心がけてください。

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