【為替】【12/03 ドル円予想】米重要指標待ち、150円台での神経質な展開か

2025年12月02日 22:54時点の為替マーケット分析をお届けします。

昨晩発表された米ISM製造業景気指数が市場予想を下回る48.2という結果に終わり、米景気減速への懸念からドル円の上値は重い展開となっています。週末の米雇用統計というビッグイベントを控えていることもあり、市場は様子見ムードが強まっています。

本日のニューヨーク時間後半は目立った指標がなく、静かな展開が予想されますが、日本時間夜に発表される一連の米経済指標が今後の方向性を占う上で重要となります。

本日のドル円デイトレード戦略

金曜の米雇用統計を前に、本日は方向感の出にくいレンジ相場を想定します。基本的には、昨日からの流れを引き継ぎ、戻りの鈍い展開が続く可能性が高いでしょう。

• 基本戦略：レンジ内での逆張り。深追いは禁物。
• 想定レンジ：149.80円 ～ 150.80円
• 上値目処（レジスタンス）：150.50円、150.80円が意識されます。これらの水準では戻り売りが出やすいと考えられます。
• 下値目処（サポート）：150.00円の心理的節目、次いで149.80円がサポートとして機能するか注目されます。

トレードの注意点として、夜の米経済指標、特にADP雇用者数とISM非製造業景気指数の結果には警戒が必要です。予想から大きく乖離する結果が出た場合、レンジをブレイクしてボラティリティが高まる可能性があるため、ポジション管理には十分注意してください。

今日の重要指標

日本時間の今夜から明朝にかけて、以下の米国経済指標が発表されます。週末の雇用統計を占う上で非常に重要な内容となります。

• 22:15 アメリカ・ADP雇用者数 11月
  重要度：★★★★☆
  前回：4.2万人
  予想：2.1万人
  解説：米雇用統計の先行指標として注目度が高い指標です。予想通り弱い結果となれば、ドル売りが強まる可能性があります。
• 00:00 (12/04) アメリカ・ISM非製造業景気指数 11月
  重要度：★★★★★
  前回：52.4
  予想：52.0
  解説：米経済の約7割を占めるサービス業の景況感を示す最重要指標の一つです。昨日の製造業指数が弱かっただけに、この結果が市場のセンチメントを大きく左右するでしょう。予想を下回れば、ドル円は下値を試す展開が想定されます。

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