今日の見通し

【為替】【12/03 ドル円予想】米雇用統計待ちで小動きか?150円台の攻防に注目

2025年12月3日、東京時間朝のドル円は150円台前半で静かな幕開けとなりました。今週末に米雇用統計を控える中、本日はその前哨戦となるADP雇用者数や、景況感を示す最重要指標であるISM非製造業景気指数の発表が予定されており、東京時間・欧州時間は様子見ムードが強まりそうです。

夜の指標発表までは大きな方向感は出にくいとみられ、レンジ内での推移が続くと予想されますが、ニューヨーク時間以降は結果次第でボラティリティが急上昇する可能性があるため、注意が必要です。

今日の重要指標

  • 22:15 アメリカ・ADP雇用者数 (11月) (重要度: ★★★★☆)
    予想: 2.1万人, 前回: 4.2万人
  • 00:00 アメリカ・ISM非製造業景気指数 (11月) (重要度: ★★★★★)
    ※日本時間 12/04 00:00

今夜の最大の注目は、この2つの米国経済指標です。特にADP雇用者数は、週末の米雇用統計の先行指標として市場の関心が非常に高く、予想からの乖離が大きければサプライズとなります。前回から予想が半減しており、弱い結果が出やすい地合いですが、予想を上回る強い結果となれば、米国の利下げ観測が後退し、ドル買いが強まる可能性があります。

続いて発表されるISM非製造業景気指数も、米経済の大部分を占めるサービス業の景況感を示すため、FRBの金融政策を占う上で極めて重要です。この2つの指標が揃って強い、あるいは弱い結果となれば、ドル円相場に明確な方向感を与えることになるでしょう。

本日のデイトレード戦略

東京時間 (08:00 - 17:00)

米指標待ちで積極的な取引は手控えられ、小動きなレンジ相場を想定します。仲値に向けた実需の動きや日経平均株価を睨みながらの展開となりそうです。

  • 想定レンジ: 149.80円 ~ 150.60円
  • 戦略: 基本はレンジ内での逆張り。149円台後半への下押しがあれば短期的な買い(ロング)、150円台半ばでは売り(ショート)を検討。ただし、値動きが鈍い可能性が高いため、深追いはせず、利食いは早めを心がけたいところです。

ニューヨーク時間 (21:00 -)

ADP雇用者数、ISM非製造業景気指数の発表をきっかけに、値動きが活発化する時間帯です。指標の結果を見極めてからの順張りが有効と考えられます。

  • ADP雇用者数が予想を上回った場合:
    ドル買い(円安)で反応しやすくなります。150.60円を上抜ければ、151.00円を試す動きを想定し、押し目買いで追随する戦略が考えられます。
  • ADP雇用者数が予想を下回った場合:
    ドル売り(円高)が優勢に。149.80円を割り込むようであれば、149.20円付近までの下落を視野に入れ、戻り売りを検討します。
  • ISM非製造業景気指数も重要:
    ADPの結果とISMの結果が同じ方向(両方強い、または両方弱い)を示した場合、その方向へのトレンドが加速する可能性が高まります。両指標の結果を確認してからポジションを取るのが最も安全です。

まとめ

本日のドル円は「夜まで待ち」の展開が濃厚です。東京時間は無理な取引を避け、ニューヨーク時間の指標発表後の値動きに備えましょう。特にADP雇用者数ISM非製造業景気指数の結果には最大限の注意を払う必要があります。

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