今日の見通し

【為替】【12/26 ドル円】年末薄商いか?午前中の日本指標に注目

2025年12月26日、おはようございます。本日のドル円相場の見通しとトレード戦略を解説します。

昨日のクリスマス休暇を経て、本日から海外市場も徐々に再開しますが、依然として年末モードの薄商いが予想されます。大きなトレンドは出にくく、突発的なニュースや実需のフローに振らされやすい相場つきとなりそうです。本日は米国からの重要指標発表がないため、東京時間に発表される日本の経済指標群が当面の焦点となります。

今日の重要指標

本日、特に注目すべきは東京時間朝に集中して発表される日本の経済指標です。

  • 08:30 (日) 雇用統計 11月 [完全失業率] (重要度: ★★★, 予想: 2.6%, 前回: 2.6%)
  • 08:30 (日) 東京消費者物価指数 12月 [生鮮食料品除くコア・前年比] (重要度: ★★☆, 予想: 2.5%, 前回: 2.8%)
  • 08:50 (日) 鉱工業生産(速報値) 11月 [前年比] (重要度: ★★★, 予想: -0.3%, 前回: 1.6%)

特に鉱工業生産は前回から大幅な悪化が予想されており、結果が予想から乖離した場合は相場が反応する可能性があります。

相場見通しとデイトレード戦略

東京時間:指標結果に一喜一憂する展開か

午前8時半から8時50分にかけて発表される日本の経済指標が最大の注目材料です。指標結果が市場予想よりも強い内容(例:鉱工業生産の落ち込みが軽微)となれば、日銀の政策修正期待が意識され、一時的に円買い(ドル円下落)に振れる可能性があります。逆に、予想以上に弱い結果となれば、日本経済の先行き懸念から円売り(ドル円上昇)が進むでしょう。

ただし、年末のポジション調整の動きも絡むため、指標結果に対する反応は一過性で終わる可能性も十分にあります。初動に安易に乗らず、方向感を見極めることが重要です。

欧州・米国時間:需給中心のレンジ相場を想定

欧米時間にかけては、目立った経済指標の発表はありません。市場参加者が少ない「閑散相場」が続くことが予想され、明確な方向感は出にくいでしょう。流動性の低下からスプレッドが拡大しやすく、小さなポジションでも相場が大きく動く「フラッシュ・クラッシュ」的な動きには警戒が必要です。基本的には狭いレンジでの値動きを想定し、無理なポジションメイクは避けるのが賢明です。

本日のデイトレード戦略まとめ

  • 基本戦略:東京時間の日本経済指標発表後の値動きを狙った短期売買。欧米時間は様子見が無難。
  • 買いシナリオ:日本の指標が悪化し、円売りが強まった場面。サポートライン(例:149.80円)での反発を確認してからの押し目買い。
  • 売りシナリオ:日本の指標が改善し、円買いが強まった場面。レジスタンスライン(例:150.60円)での上値の重さを確認してからの戻り売り。
  • 本日の想定レンジ:149.70円 ~ 150.80円
  • 注意点:年末の薄商いでスプレッドが拡大しやすい点、またアルゴリズム取引などによる突発的な急変動に注意してください。ポジションの持ち越しはリスクが高いため、デイトレードに徹しましょう。

コスト最安の海外FX業者ランキングを見る


※投資に関する免責事項
本記事は情報の提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本記事の情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切の責任を負いかねます。

-今日の見通し

Copyright© FXバリューズ.COM , 2025 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.