2025年12月29日、週明けの東京市場です。年末休暇シーズンに入り市場参加者が減少しており、いわゆる「薄商い」となることが予想されます。本日はUSD/JPY(ドル円)相場に大きな影響を与える経済指標の発表が予定されておらず、需給要因を中心とした方向感の出にくい展開となりそうです。
相場見通し:FOMC議事録を前に様子見ムード
今週は、日本時間30日(火)深夜に米・中古住宅販売成約指数、31日(水)早朝には米・FOMC議事録の公表が控えています。特にFOMC議事録は、FRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策の先行きを探る上で重要な手がかりとなるため、これを前に積極的なポジションを取る動きは限定的でしょう。
そのため、本日のドル円は明確なトレンドが発生しにくく、特定のレンジ内での値動きに終始する可能性が高いとみています。実需筋のフローや短期的な投機筋の売買に振らされやすい地合いとなりそうです。
本日のデイトレード戦略:レンジ内での逆張りを狙う
基本戦略としては、想定レンジ内での逆張りが有効と考えられます。
- 買い戦略:下値のサポートラインである149.50円近辺まで引きつけてからの押し目買いを検討。
- 売り戦略:上値のレジスタンスラインとして意識されやすい150.50円水準での戻り売りを狙います。
注意点:
薄商いの状況では、大口の注文一つで相場が急変するリスクがあります。ストップロスの設定は徹底し、深追いは禁物です。また、NY時間以降の指標発表を考慮し、ポジションの持ち越しは慎重に判断してください。
今日の重要指標
本日、東京時間からNY時間にかけて、重要度「高」および「中」の経済指標の発表はありません。
<今夜以降の注目指標>
- 12/30(火) 00:00:アメリカ・中古住宅販売成約指数 (重要度: ★4)
- 12/31(水) 04:00:アメリカ・FOMC議事録 (重要度: ★4)
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