1日100回以上取引する現役トレーダーが、主要ECN口座の『スプレッド+手数料』を完全データ化。本物の低コスト環境を分析します。
Contents
実質コストで選ぶ海外FX口座 総合ランキング
そのスプレッド、本当に“最狭”ですか?
スプレッドが0.0 pipsでも、取引手数料が$7かかる口座の実質コストは0.7 pips。スプレッド0.6 pipsで手数料無料の口座より高コストです。スキャルパーが本当に見るべきは、『スプレッド+手数料=実質取引コスト』。このページでは、全業者をこの統一基準で比較します。
スキャルパー必須の計算式
実質コスト(pips) = 平均スプレッド(pips) + (往復手数料($) ÷ 10)
主要ECN/低スプレッド口座「実質コスト」徹底比較表
主要通貨ペアであるUSD/JPYにおける「実質取引コスト」を比較しました。数値が小さいほど、スキャルピングに有利です。
ブローカー | 口座名 | 手数料(往復) | USD/JPY 実質コスト |
公式サイト |
---|---|---|---|---|
ThreeTrader | Raw Zero | $4 | 約0.4 pips | |
XMTrading | KIWAMI極 | $0 | 約0.6 pips~ | |
Axiory | ナノ/テラ | $6 | 約0.6 pips | |
Titan FX | Blade | $7 | 約0.7 pips |
※実質コストは各社の公表スプレッドと手数料から算出した理論値の目安です。
第1位:【コスト最安の結論】ThreeTrader
スキャルパーへの提供価値
往復$4(400円)という手数料は業界の常識を覆すレベル。他社が$6〜$7で競合する中、圧倒的な低コストを実現しています。1pipsを狙うようなシビアな取引でも利益が残りやすく、まさにスキャルパーのために存在する口座と言えます。
第2位:【手数料無料×低スプ】XMTrading (KIWAMI極口座)
スキャルパーへの提供価値
2022年に導入された「KIWAMI極口座」は、取引手数料無料でありながら、スプレッド0.6 pips〜という、従来のXMのイメージを覆す低コストを実現。主要銘柄でスワップフリーなのも魅力です。ただし、この口座は入金ボーナスやロイヤルティプログラムの対象外であり、「低コストか、インセンティブか」の選択を迫られます。
XMTrading (KIWAMI極口座) スペック | |
---|---|
実質コスト(USD/JPY) | 約0.6 pips~ |
取引手数料 | 無料 |
最大レバレッジ | 1,000倍 (残高による変動あり) |
スワップフリー | 主要銘柄で対応 |
金融ライセンス | セーシェル(FSA:SD010), モーリシャス(FSC) 他 |
第3位:【cTraderが使える】Axiory
スキャルパーへの提供価値
手数料$6とコスト面も業界トップクラスですが、Axiory最大の強みはECN取引に特化した「cTrader」が利用できる点です。約定の透明性が高く、スリッページが起きにくい環境は、多くのプロトレーダーから支持されています。コストと取引環境のバランスを求めるなら最適な選択肢です。
【参考】約定力・安定性重視なら Titan FX
スキャルパーへの提供価値
Blade口座の取引手数料は往復$7と、上記3社より高コストです。しかし、TitanFXはインフラへの投資と約定力の高さを公言しており、「残高や市況によるレバレッジ変更を行わない」という方針は、予測可能性を重視するトレーダーにとって大きなメリットです。コストより「滑らない」安心感を優先する場合に選択肢となります。
スキャルパー向け よくある質問(FAQ)
スキャルピングは禁止されていますか?口座凍結のリスクは?
いいえ。本日ご紹介したブローカーはすべてスキャルピングを公認、あるいは歓迎しています。規約違反のアービトラージなどを除き、通常の短期売買で口座が凍結されるリスクは極めて低いです。
MT4/MT5とcTrader、スキャルピングに向いているのはどちらですか?
一長一短ありますが、約定の透明性や処理速度を重視するならcTraderが有利とされています。ただし、使えるインジケーターやEAの豊富さではMT4/MT5に軍配が上がります。Axioryでは両方試すことが可能です。
重要な経済指標発表時のスプレッドの広がりはどうですか?
どのブローカーでも指標発表時にはスプレッドが拡大します。しかし、Titan FXのようにインフラが強固なブローカーや、AxioryのcTraderのように流動性が高い環境では、比較的安定していると評価されています。
最終結論
取引コストをとことん追求し、収益を最大化したいなら、
今すぐ選ぶべきはThreeTraderです。
ただし、手数料無料のシンプルさを求めるならXMTrading (KIWAMI極)、cTraderの取引環境を求めるならAxioryも有力な選択肢となります。