2026年8月13日、東京市場のドル円は、昨晩の海外市場の流れを引き継ぎ小動きでスタートしています。本日はニューヨーク時間にアメリカの生産者物価指数(PPI)や新規失業保険申請件数の発表を控えていますが、市場の最大の関心は明日金曜日に発表される米小売売上高(★5)に向かっており、全体的には様子見ムードの強い一日となりそうです。
ファンダメンタルズ分析:米PPIの結果が短期的な方向性を左右
本日最大の注目は、21:30に発表される一連の米国経済指標です。特に7月の生産者物価指数(PPI)は、消費者物価指数(CPI)の先行指標として注目されます。
- 生産者物価指数(PPI) [前月比]:予想 +0.2%(前回 -0.3%)
- 生産者物価指数(PPIコア) [前月比]:予想 +0.3%(前回 +0.2%)
市場予想では、総合・コアともに前月比でプラスに転じる、あるいは加速する見込みとなっており、インフレの根強さが示されればFRBの金融引き締め継続観測からドル買いが強まる可能性があります。逆に、予想を下回る弱い結果となれば、インフレ鈍化と受け止められドル売りに繋がるでしょう。
同時に発表される新規失業保険申請件数も、労働市場の動向を見る上で重要です。予想は20.2万件と、前回(19.9万件)からの悪化が見込まれており、予想以上に悪化すれば景気後退懸念からドル売り材料となる可能性があります。
ただし、明日に最重要指標である米小売売上高を控えているため、本日の指標結果に対する反応は一時的となり、大きなトレンド形成には至らない可能性も考慮しておく必要があります。
本日のトレード戦略
【東京〜ロンドン時間】
日本時間や欧州時間にドル円を大きく動かす材料はなく、実需筋のフローを中心としたレンジ相場を想定します。大きなポジションは取りづらく、短期的な逆張りが中心となりそうです。想定レンジは149.20円〜149.80円と見ます。
【ニューヨーク時間】
指標発表を跨いでのポジション保有はリスクが高いため、発表後の値動きを見極めてからエントリーするのが賢明です。
- 米PPIが予想を上回る強い結果の場合: ドル買いで反応。初動の上昇後の押し目を狙って買い。上値目標は150.20円近辺。
- 米PPIが予想を下回る弱い結果の場合: ドル売りで反応。初動の下落後の戻りを狙って売り。下値目標は148.80円近辺。
いずれのシナリオでも、明日の小売売上高を控えているため、深追いはせず、利益確定を早めに行うことを推奨します。
今日の重要指標
- 15:00 (英) 第2四半期実質GDP(速報値) (重要度: ★★★★☆)
- 21:30 (米) 新規失業保険申請件数 (重要度: ★★★☆☆)
- 21:30 (米) 7月 生産者物価指数(PPI) (重要度: ★★★☆☆)
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