2026年8月21日、金曜日の東京市場です。本日のドル円相場は、東京時間朝に発表される日本の消費者物価指数(CPI)と、ニューヨーク時間夜に発表される米国のPMI(購買担当者景気指数)という2つの重要指標に大きく左右される展開が予想されます。指標の結果次第で上下に振れやすいため、決め打ちのポジションメイクは避け、発表後の値動きを慎重に見極めたい一日です。
早朝に発表されたNZの貿易収支は予想を大幅に下回る悪い結果となり、リスク回避的なムードがやや優勢でスタートしています。
本日のドル円(USD/JPY)のポイント
東京時間は日本のCPIに注目
日本時間8時30分に発表される日本の7月全国消費者物価指数(CPI)が最初の注目材料です。特に生鮮食品を除くコアCPIは、日銀の金融政策を占う上で重要視されます。
- 全国消費者物価指数(コアCPI・前年比):予想 +1.8%(前回 +1.6%)
市場予想を上回る強い結果となれば、日銀の追加利上げ観測が強まり、円買い(ドル円の下落)要因となる可能性があります。逆に、予想を下回るようであれば、金融緩和の長期化が見込まれ、円売り(ドル円の上昇)を誘発するでしょう。
NY時間は米PMIが最大の焦点
本日最大のイベントは、日本時間22時45分に発表される米国の8月PMI(速報値)です。特に重要度「★5」の製造業PMIは、米国の景況感を示す先行指標として注目度が高く、結果次第では相場が大きく動く可能性があります。
- 米国 製造業PMI:予想 53.7(前回 53.9)
- 米国 非製造業PMI:予想 54.0(前回 54.6)
市場予想は製造業・非製造業ともに前回から若干の悪化を見込んでいます。予想を上回る強い結果が出れば、米経済の底堅さが示されドル買い(ドル円の上昇)が強まるでしょう。反対に、予想を大きく下回る弱い結果となれば、景気後退懸念からドル売り(ドル円の下落)が加速する可能性があります。
今日の重要指標
- 08:30 (日) 日本・消費者物価指数(CPI) 07月(重要度:★★★)
- 22:45 (米) アメリカ・製造業PMI(速報値) 08月(重要度:★★★★★)
- 22:45 (米) アメリカ・非製造業PMI(速報値) 08月(重要度:★★★★)
本日のドル円(USD/JPY)トレード戦略
本日は2大指標を跨いでのポジション保有はリスクが高いため、各指標の結果を見極めてからの短期売買を基本戦略とします。
シナリオ1:日本のCPIが予想を上回り、円買い優勢の場合
戻り売り戦略を検討します。CPI発表直後の下落に追随するのではなく、一旦の戻りを待ってからショートを仕掛けたいところです。仲値にかけての実需買いによる上昇場面が売りの好機となる可能性があります。
シナリオ2:米国のPMIが予想を上回り、ドル買い優勢の場合
押し目買い戦略が有効です。指標発表後にドル円が上昇した場合、その勢いに乗る形でロングを検討します。ただし、週末を控えたポジション調整の売りも出やすいため、深追いは禁物です。
注意点
東京時間は日本のCPI、NY時間は米PMIと、時間帯によって主役が明確に分かれています。ロンドン時間以降は、欧州各国のPMIも発表されるため、ユーロの動向がドル円に影響を与える可能性にも注意が必要です。特にNY時間の米PMI発表後はボラティリティが急激に高まることが予想されるため、ストップロスの設定を徹底し、リスク管理を厳格に行いましょう。
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