本日のドル円(USD/JPY)見通し
おはようございます。2026年5月29日午前8時、金曜日の東京市場です。ドル円は昨晩の海外市場の流れを引き継ぎ、落ち着いた動きでスタートしています。
本日は月末の金曜日ということもあり、実需のフローやロンドンフィキシングに向けたポジション調整の動きが相場を左右する可能性があります。夜には米国の経済指標発表を控えていますが、来週にはISM景気指数や米雇用統計といった最重要イベントが続くため、市場参加者は様子見姿勢を強め、積極的な取引は手控えられる展開が予想されます。
東京時間は日本の経済指標に注目
午前中には日本の経済指標が相次いで発表されます。08:30の4月完全失業率(予想2.7%)や、08:50の4月鉱工業生産(速報値)が注目されます。特に鉱工業生産(前年比)は、前回+2.4%から予想+0.5%へと大幅な減速が見込まれており、予想をさらに下回る弱い結果となれば、国内景気の先行き懸念から一時的に円売り(ドル円は上昇)に振れる可能性があります。ただし、日本の指標が大きなトレンドを形成する力は限定的と考えられ、反応は一時的なものに留まるでしょう。また、9時55分の仲値公示に向けては、輸入企業などの実需のドル買いが下値を支える要因となりそうです。
NY時間は米シカゴPMIが焦点
本日のメインイベントは、日本時間22:45に発表される5月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)です。市場予想は51.2と、好不況の判断の分かれ目となる50を上回り、前回の49.2からの改善が見込まれています。
予想通り、あるいは予想を上回る強い結果となれば、米景気の底堅さが意識されドル買いが強まる可能性があります。逆に、予想に反して再び50を割り込むような弱い結果となれば、景気後退懸念からドル売りに傾く展開も想定されます。発表前後は値動きが荒くなる可能性があるため注意が必要です。
本日のドル円(USD/JPY)デイトレード戦略
以上の点を踏まえ、本日のデイトレード戦略は、NY時間の指標発表まではレンジ内での短期売買を基本とします。
- 基本戦略: NY時間までは明確な方向感が出にくいとみて、レンジ相場を想定した逆張り中心。大きなトレンドを追う展開は見込みにくいでしょう。
- 買いシナリオ: 東京時間の仲値に向けた実需買いや、下値を試した場面での押し目買いを検討。日本の指標結果が悪化した場合の一時的な円売り局面も短期的な買い場となる可能性があります。
- 売りシナリオ: 上値が重くなる場面では戻り売りを狙います。ただし、月末のポジション調整や、来週の重要指標を前にしたショートカバー(買い戻し)も入りやすいため、深追いは禁物です。
- 指標発表時: 米シカゴPMIの結果を受けて動いた方向への順張りを検討。ただし、発表直後はスプレッド拡大やスリッページが発生しやすいため、取引タイミングには十分注意してください。
今日の重要指標
本日発表される、特に注目度の高い経済指標(重要度★3以上)は以下の通りです。
- 08:30 (日) 雇用統計 04月 [完全失業率] (前回: 2.7%, 予想: 2.7%)
- 08:50 (日) 鉱工業生産(速報値) 04月 [前年比] (前回: 2.4%, 予想: 0.5%)
- 14:00 (日) 消費者態度指数 05月 (前回: 32.2)
- 21:00 (独) 消費者物価指数(速報) 05月 [前年比] (前回: 2.9%, 予想: 2.8%)
- 21:30 (加) 実質GDP 第1四半期 [前期比年率] (前回: -0.6%, 予想: 1.4%)
- 21:30 (米) 卸売在庫(速報値) 04月 [前月比] (前回: 1.3%)
- 22:45 (米) シカゴ購買部協会景気指数(PMI) 05月 (前回: 49.2, 予想: 51.2)
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