2026年6月1日(月)週明けの東京市場、USD/JPY(ドル円)の取引戦略について解説します。本日は、日本時間23:00に発表されるアメリカのISM製造業景気指数が最大の注目材料です。この重要指標の発表を控え、東京時間から欧州時間にかけては、積極的な取引が手控えられ、様子見ムードの強いレンジ相場となる可能性が高いでしょう。
NY時間までは明確な方向感が出にくいため、短期的な逆張り戦略が有効となりそうですが、指標発表を跨いでのポジション保有はリスクが高いため注意が必要です。
今日の重要指標
本日、USD/JPYに影響を与える可能性のある主な経済指標は以下の通りです。
- 10:45 (中) 中国・RatingDog製造業PMI(5月)
重要度:★★★☆☆
前回:52.2
予想:51.3
内容:予想を大きく下回る結果となれば、リスクオフムードから円が買われる(ドル円下落)可能性がありますが、影響は限定的と見られます。 - 22:45 (米) PMI(購買担当者景気指数・確報値)(5月)
重要度:★★★★☆
前回:55.3
予想:55.3
内容:ISMの前哨戦として注目されます。速報値からのかい離に注意。 - 23:00 (米) ISM製造業景気指数(5月)
重要度:★★★★★
前回:52.7
予想:53.2
内容:本日の最重要指標。米国の景況感を示す上で市場の注目度が非常に高く、結果次第でドル円は大きく動く可能性があります。
USD/JPY デイトレード戦略
東京時間~欧州時間(23:00まで)
米ISM製造業景気指数の発表を控えているため、方向感の出にくい展開が予想されます。仲値(09:55)に向けた実需のフローを除けば、大きな動きは期待しにくいでしょう。想定レンジ内での短期的な逆張りが基本戦略となりますが、深追いは禁物です。
- 想定レンジ: 156.20円 ~ 156.90円
- 戦略:
- レンジ下限(156.20円)に引きつけての押し目買い。
- レンジ上限(156.90円)に引きつけての戻り売り。
- 様子見に徹し、NY時間の指標発表に備えるのが最も賢明かもしれません。
NY時間(23:00以降):米ISM製造業景気指数発表後
指標の結果を受けて、相場が大きく動く可能性があります。発表後の値動きの方向性を見極めてからエントリーするのが基本となります。
- シナリオ1:予想(53.2)を上回る強い結果の場合
米国の景気堅調が示唆され、FRBの利下げ観測が後退することから、米長期金利が上昇しドル買い(ドル円上昇)が強まるでしょう。発表後の押し目を狙って買いで追随する順張り戦略が有効です。上値の目処としては、まず157.50円、抜ければ158.00円を目指す展開を想定します。 - シナリオ2:予想(53.2)を下回る弱い結果の場合
米国の景気減速懸念が強まり、FRBの利下げ期待が高まることから、米長期金利が低下しドル売り(ドル円下落)が進むでしょう。発表後の戻りを待って売りで追随する順張り戦略を検討します。下値の目処としては、まず156.00円、割り込むと155.50円が視野に入ります。
【注意点】
指標発表直後は、スプレッドの拡大やスリッページが発生しやすくなります。また、初動が「ダマシ」となることも多いため、飛びつきエントリーには十分注意してください。今週は金曜日に米雇用統計を控えており、週を通してボラティリティが高まる可能性があることも念頭に置いておきましょう。
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