2026年7月15日、東京時間朝のドル円は、昨晩からの落ち着いた流れを引き継いでいます。しかし、本日はアジア時間に中国の重要指標、NY時間には米国のインフレ指標の発表が控えており、一日を通してボラティリティが高まる可能性に注意が必要です。
アジア時間は中国GDPが焦点
東京時間では、まず08:50に発表される日本の機械受注が目先の材料となります。市場予想は前月比-4.5%と弱い数字が見込まれており、予想通りの結果となれば円売り材料となる可能性があります。しかし、本命は11:00に発表される中国の第2四半期GDPです。
市場予想は前年比+4.5%と、前期の+5.0%から減速が見込まれています。もし予想をさらに下回る弱い結果となれば、世界経済の減速懸念からリスクオフムードが強まり、円が買われる(ドル円下落)展開が想定されます。ただし、リスク回避局面ではドルも買われる傾向があるため、クロス円の下落に比べてドル円の下げは限定的になる可能性も考慮しておきましょう。
NY時間は米PPIが最大のイベント
欧州時間は目立った材料に乏しく、NY時間に向けてのポジション調整が中心となりそうです。最大の注目は、21:30に発表される米国の6月生産者物価指数(PPI)です。
市場予想は、総合指数(前月比)が-0.1%とマイナスに転じる一方、コア指数(前年比)は+5.2%と前期の+4.9%から加速が見込まれています。結果が市場予想から大きくかい離した場合、FRBの金融政策への思惑から米長期金利とドル相場が大きく変動する可能性があります。
- 予想より強い結果(特にコア指数):インフレの根強さが意識され、FRBのタカ派姿勢継続観測からドル買い(ドル円上昇)要因。
- 予想より弱い結果:インフレ鈍化が示唆され、FRBの利上げペース減速期待からドル売り(ドル円下落)要因。
指標発表直後は値が荒れやすいため、初動を見極めてから慎重にエントリータイミングを探りたいところです。
本日のデイトレード戦略
- 買い戦略:中国GDPが予想を上回りリスクオンムードが強まる、もしくは米PPIが予想を上回り米長期金利が上昇する局面で、押し目を狙った買いを検討。
- 売り戦略:中国GDPが予想を下回りリスクオフの円買いが強まる、もしくは米PPIがインフレ鈍化を示しドル売りが加速する局面で、戻りを狙った売りを検討。
今日の重要指標
- 08:50 (日) 機械受注 05月 [前月比] (予想: -4.5%)
- 11:00 (中) 実質GDP 第2四半期 [前年比] (予想: 4.5%)
- 21:30 (米) 生産者物価指数(PPI) 06月 [前月比] (予想: -0.1%)
- 21:30 (米) 生産者物価指数(PPIコア) 06月 [前年比] (予想: 5.2%)
- 21:30 (米) ニューヨーク連銀製造業景気指数 07月 (予想: 8.8)
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